文化、自然、社会に対する責任
「成功を収めた者は、責任を負う」。これは、助け合いの精神が時として忘れられがちな社会では、なおさら大切な考え方です。ファミリー企業であるケルヒャーは、責任をしっかりと果たしていきたいと考えています。「SOS子どもの村」や歴史的建造物での支援活動、水資源の保護などがその例です。洗浄技術や専門知識の提供、資金面での援助を通して、私たちはクリーンな環境の実現に取り組み、助けを必要とする人々を支援していきます。
企業市民であるということは、責任を引き受けることを意味します
良き企業市民を自認する企業は、どこが違うのでしょう？文化活動への支援でしょうか？環境保護でしょうか？それとも、助けを必要とする人々にお金や物を寄付することでしょうか？私たちは、良き企業市民であるということは、責任を果たすことであると考えています。できる限り多くの人にとって、世界が生きるに値するものであって欲しい、と私たちは考えます。
清掃機器メーカーである私たちにとって、このことは第一に、クリーンな環境に貢献するということを意味します。これには原料、エネルギー、水といった資源の節約もあれば、世界の文化遺産のクリーニングプロジェクトもあります。そしてさらに生きるに値する社会のためには、人々に対する支援も必要であると私たちは考えています。
価値の維持はケルヒャーの行動の基本です。文化、自然、社会は、私たちにとって重要な価値であり、その維持に私たちは取り組み、責任を引き受けていきます。
展望：文化、自然、社会をめぐる私たちの活動とプロジェクト
世界を舞台に：ケルヒャーの社会貢献
ケルヒャーは社会的な責任を自覚し、大小さまざまな貢献を果たしていきたいと思っています。私たちは毎年、文化、自然、社会の維持に取り組むさまざまな団体を支援しています。詳しくはインタラクティブマップをクリックしてください。
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文化財保護をめぐるスペシャリストの対話
文化財は社会の文化的アイデンティティを構成する重要な要素です。彫像や宮殿、あるいは灰色のコンクリート製のビルであろうと、洗浄と修復には繊細な感覚が求められます。しかし歴史的遺物の文化的価値とはいったい何でしょうか？ 誰がそれを決めるのでしょうか？ そして歴史的遺物の価値に向けるまなざしには、どのような変化が生じ得るのでしょうか？ 3人の専門家が意見を交わしました。
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文化支援活動
私たちは約40年にわたり、洗浄のスペシャリストとして歴史的なモニュメントや建造物を維持するための洗浄活動を無償で行っています。ケルヒャーはこれまで世界中の140を超える修復プロジェクトで、経験と知識を実証してきました。リオデジャネイロのキリスト像からベルリンのブランデンブルク門にいたるまで、ケルヒャーは世界を洗浄します！
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概要：文化、自然、社会をめぐる私たちの社会活動
One Earth – One Ocean
2019年からケルヒャーは環境団体「One Earth – One Ocean」（OEOO）と協力して、ドイツの北海やバルト海の沿岸でビーチクリーン活動に取り組んでいます。この共同事業はケルヒャーのサステナビリティ目標2025の一環です。サステナビリティ・ゴール2025では、特に海洋プラスチックの削減と再利用を目標に掲げています。この活動の一環として、川や河口でプラスチックを回収して再利用可能な資源の循環の中へ戻すOEOOの技術革新なども支援しています。
世界にきれいな水を
地球環境に対するケルヒャーの責任の中で、水資源の保護は大きな位置を占めています。2012年、世界自然基金（Global Nature Fund）と共同で、ケルヒャーはイニシアチブ「世界にきれいな水を」を創設しました。このイニシアチブの一環として私たちは、特に開発途上国や中進国で、植物を用いて環境にやさしく水を精製するグリーンフィルターシステムの建設を財政的に支援しています。2019年からは、特にコロンビアとアフリカ諸国で、飲料水供給システムを多数提供しています。この支援により、6,000人を超える人々に飲料水を提供することができました。
ケルヒャーと「SOS子どもの村」：強力なパートナーシップ
ケルヒャーはファミリー企業です。したがって社会活動は私たちにとって“家族の事柄”のように大切です。中でも「SOS子どもの村」については、協賛企業として世界中の困窮する児童・青少年のために幸せな居場所を提供しています。2011年から毎年、ケルヒャーは同時に2つの形で「子どもの村」を支援しています。ひとつは支援金によって重要なプロジェクトの財政を支えること、もうひとつは製品を寄付して施設の日常生活を支えることです。これまでに33ヵ国で1,000を超える機器を寄付しています。
Thank Your Cleaner Day
私たちの生活環境や労働環境を衛生的かつ安全に保つため、清掃業に携わる人たちは日々たゆむことなく働き続けています。2015年、ケルヒャーは清掃業に携わる人たちが社会に果たしている貴重な役割に光をあてようと、さまざまなパートナーと手を組んで、世界中で行われるイベント「Thank Your Cleaner Day」の立ち上げに参加しました。このイベントは清掃業に携わる人たちに感謝の気持ちを伝えることを目的としています。
苦境にある人々との連帯
洪水、地震、あるいは他の自然災害が発生した時、私たちはスタッフや機器を世界中の現場へ迅速に配置して支援にあたっています。現場ではケルヒャーの従業員が、高性能の清掃機器を用いて汚れや泥を除去します。また生活に必要な装置、例えば水の精製設備や運搬可能な供給システムを救援組織に寄付することもしばしばあります。新型コロナウイルスが大流行している期間には、私たちは幅広い物資、例えば口と鼻を保護するマスク、オーバーシューズ、頭部のカバー、使い捨て手袋、消毒剤などを、救急サービス、老人施設・介護施設、社会福祉施設に寄付しました。
ヨーロッパの小さな庭師たち：子どもたちの造園体験
公益事業団体「ヨーロッパの小さな庭師たち」の協賛企業として、私たちは庭園に対する子どもたちの意識を高める活動を支援しています。このイニシアチブの目標は、9歳から11歳の子どもたちが庭園で積極的に自然を体験し、庭師という職業を知ることです。私たちは財政的な援助のほか、戦略的・実務的レベルでプロジェクトを推進しています。2017年には、ドイツ・ヴィネンデン市にあるケルヒャーの拠点に「小さな庭師たち」の地域グループを設立しました。
ディファレンス・アワード：ケルヒャーの短編映画賞
2018年夏、私たちは第1回「ディファレンス・アワード」の授与を行いました。これは、次世代の映像作家のための短編映画賞です。ドイツ各地の著名な映画学校の学生たちが参加して、ケルヒャーの日常のヒーローたちの短編ポートレートを、個人的・美的な視点から制作しました。ここで言う日常のヒーローとは、ケルヒャー製品などを使って毎日、何かを変えることに取り組んでいる人々のことです。
