お客様導入事例|ビル清掃
ケルヒャー業務用品を導入いただいたお客様の事例をご紹介いたします。
コードレス背負式クリーナー「BVL 5/1 Bp」導入企業
日本空港テクノ株式会社
(東京都大田区羽田空港3-3-2)
日本の表玄関である羽田空港で、設備管理、環境衛生管理、工事、植栽管理などの維持管理業務を60年以上も担ってきた同社。「絶対安全の確立」と「満足空間の提供」という理念を掲げ、こと環境衛生管理においては、旅客ターミナルビル内の日常清掃、定期清掃、特別清掃の3つの柱で、清潔で快適な施設環境を提供している。
環境サービス部 環境管理課 機動グループ=鈴木仁氏(左)
環境サービス部 環境管理課=鎌田裕貴氏(右)
※イギリス に拠点を置く航空 サービスリサーチ 会社、スカイトラックス( SKYTRAX )社が実施している「 World Airport Awards(国際空港賞)」というコンクールで、「 World’s Cleanest Airports (世界一清潔な空港)」に、2023年5月現在、8年連続10回目の1位に輝いている羽田空港。世界的に高い評価を受けた羽田空港のターミナルを、設備保守管理や環境衛生管理によって支えているのが、日本空港テクノ株式会社である 。
今回は、同社の環境サービス部に所属し、機動グループとして清掃機器を用いた清掃を得意とする鈴木仁氏と、同じく環境サービス部に所属し、日常清掃からスポット清掃まで幅広い業務を担当する鎌田氏に話を聞いた。
BVL 5/1 Bpを背負って即決!
日本空港テクノが、コードレス背負式クリーナー 「BVL 5/1 Bp」を導入したきっかけは、国内最大級のビルメンテナンス分野に特化した専門展示会「ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO2022」にて、ケルヒャー ジャパンのブースで「BVL 5/1 Bp」を実際に背負ったからである。
「給排気口の除塵作業で背負式クリーナーを使用していますが、脚立を使う関係もあって、バランスがしっかり取れて、安定感があるものを求めていました。ただ、以前から使用していた背負式クリーナーは、背負ったときに後ろに持ってかれてしまうというか、装着したときの不安定さがありました。BVL 5/1 Bpは、バッテリーが上にあって、背負ったときに軽いなと感じましたし、バランスがあって安定性もあると感じました」(鈴木)
羽田空港の第1ターミナル、第2ターミナルの給排気口の設置数は、約3,700か所にものぼり、年に3回の手入れを実施しているという。
背負式クリーナー導入の前は、フラワークリーンで対処していたようだが、ほこりを完全に取り切れない、ほこりが舞うことで環境衛生上、あまり良くないということもあり、機械化することでその問題を解消した。
しかし、脚立を上っての作業となると、落下しないよう安全性に配慮する必要があった。
人員配置については、2人1組で作業し、1人は背負式クリーナーを背負い、もう1人は脚立を下から支える(写真1)。除塵作業そのものは約1分で完了するものの、約3,700か所分の移動と脚立の昇降があるため、体力はもちろん、常に安全に配慮することから何時も気を緩めることができない。
だからこそ、脚立に上り、上を見上げる灯具清掃の際は、細心の注意を払う必要があった。
【写真1】2人1組で脚立を用いて作業する。従来は、見上げた際に背負式クリーナーの重さと背負ったときの不安定感から、危険をはらんでいたが、現在は改善され、安全に作業することができている
ダスター作業と組み合わせ効率化
そもそも、背負式クリーナーのメリットは、リュックのように背負ったまま移動することができ、今回のような脚立を用いた作業や階段、机や座席の下、人の往来が多い施設でもクリーナー本体を床に引きずることがないため、スマートかつ安全に作業することができるところだ。
デメリットは、背負い続けることによっての肩、足腰への負担がかかること。夏場になれば、ベルトの締めつけによって、ユニフォームが汗ばむなどが挙がる。
「BVL 5/1 Bp」は、そうした課題に向き合い、超軽量素材EPP(発泡ポリプロピレン)を採用(写真2)。さらに、バックパックのリーディングメーカーであるDEUTER(ドイター社)と背負部を共同開発し、人間工学に基づく設計により背負い時の肩への負荷を減らした
「鈴木さんも仰っていましたが、背負い式だと自分も灯具清掃したときに、従来のものだとのけぞってしまう。BVL 5/1 Bpは、バッテリーが大きいと感じますが、実際は軽くて、違和感なく作業することができます。ケルヒャーさんのものはしっかり計算されていて、利便性があって有難いなと思います」(鎌田氏)
また、日常清掃のダスターがけでは、「BVL 5/1 Bp」を背負いながら作業することで、ダスターで集めたごみを瞬時に吸塵することができるため、給排気口の除塵作業のみならず、応用的な使いかたも実践している(写真4-5)。
「給排気口の除塵作業は、基本夜間です。ケルヒャーさんの製品は、見た目とかがカッコいいので、本来なら、利用者様がいる時間に使いたいと思っていました。お客様から見られる意識を持つことで、自身のパフォーマンスも上がる気がしますし、魅せる清掃にもつながりますからね」(鎌田氏)
【写真2】発泡ポリプロピレン(EPP)は96%が空気と非常に軽量で、それでいて耐久性、耐衝撃性にも優れる
【写真3】登山家の「重い荷物は上に」という荷造りの基本を参考に、バッテリーを上部に配置するデザインに
【写真4】ダスターで集めたごみを瞬時に吸塵することができ、衛生的に清掃できる
【写真5】背負式ということで両手が空くことからダスターを用いた作業も可能となる
コードレス背負式クリーナー「BVL 5/1 Bp」
世界で最も清潔な空港で導入された
コードレス背負式クリーナー 「BVL 5/1 Bp」
世界一清潔な空港として名高い東京国際空港(以下、羽田空港)が、成否、安全、やりやすさの観点から、「BVL 5/1 Bp」を導入。
背負ったときの軽さ、安定性から
作業労力を軽減する効果も!
従来の背負式クリーナーでは、「重い」「脚立を用いた作業が不安定」といったマイナスポイントがあったが、「BVL 5/1 Bp」の導入で解決!
空港内にある約3,700か所ある給排気口を
1か所あたり約90秒で作業完了
天井部にある給排気口の除塵をするのに、脚立を立て、脚立を押さえる人、「BVL 5/1 Bp」で除塵する人の2人で行い、安全かつスピーディーに作業を完了させる。
バッテリーの共通化でコードレス清掃機器を拡充へ
「BVL 5/1 Bp」を導入して以降、作業中の安全面が担保され、ストレスフリーで作業することが何よりも収穫だと語る両者。唯一の欠点として、「稼働時間に制限がある」ことを挙げた。
「ケルヒャーさんに関しては、コード式でもバッテリーでもあまり差は感じません。当然、バッテリーとなると稼働時間に制限が出てきますが、それでも大半の現場はコードレスでも問題なく作業できる印象です」(鎌田氏)
「鎌田君と同じで、コードレスはバッテリーが切れたらと考えてしまいますが、予備バッテリーを備えておけば、瞬時に取り換えられるのでコードレスでも十分かなと。パワーについてもコード式と遜色ありませんからね」(鈴木氏)
稼働時間に制限が生まれるバッテリー製品。しかし、そこは現場の運用で解決することができる。また、日本空港テクノでは、「BVL 5/1 Bp」以外にもケルヒャー製品の清掃機器の導入を徐々に広げている。カーペットリンスクリーナー「Puzzi 9/1 Bp」(写真6)と床洗浄機「BR 30/1 C Bp」(写真7)。いずれも、「バッテリーパワープラス」(資料1)と言われる、業務用リチウムイオンバッテリーで動く製品であるため、1種類のバッテリーを揃えるだけで互換性があることから、「BVL 5/1 Bp」の予備バッテリーとして使用することも、はたまた「Puzzi 9/1 Bp」にも使用することができる。
同社では、作業効率の一環として清掃機器のコードレス化を推し進めている。作業中のコードさばきが不要となるだけでなく、電源コードが確保しづらい場所であろうと瞬時に作業し始められるバッテリーを重宝している。
すべては、「絶対安全の確立」と「満足空間の提供」のため──。
羽田空港では、24時間365日体制で、世界一清潔な表玄関の衛生環境の維持に努めている。
- 【写真6】カーペットのシミ取りや職員用の椅子クリーニングなどに愛用しているカーペットリンスクリーナー
- 【写真7】モップに代わる世界最小・最軽量クラスの床洗浄機。小便器が並ぶ汚垂れ石などの洗浄作業にも最適
資料1
ケルヒャー バッテリーパワープラス 36Vバッテリーには、6.0Ahおよび7.5Ahのバッテリーパワープラス 36Vバッテリーと互換性があるため、コードレス背負式クリーナー「BVL 5/1 Bp」やカーペットリンスクリーナー「Puzzi 9/1 Bp」などに使用することができる。バッテリーには、液晶ディスプレイを搭載。各製品の必要電力に応じて、充電状態と残りの稼動時間を正確にリアルタイムで表示している。
※「BR 30/1 C Bp」は、18Vバッテリーにのみ対応。
ケルヒャー バッテリーパワープラス 36Vバッテリー
ケルヒャーバッテリーユニバース
ケルヒャーバッテリーユニバース(互換性のあるプラットフォーム)用のリチウムイオンバッテリー『バッテリーパワープラス』は、ラインナップとして18Vと36Vの容量違い合計3種類があります。対応するマシンも高圧洗浄機、ハンディバキュームクリーナー、乾湿両用クリーナーがあり、使い方の自由度を最大化、そして投資コストは最小限にできます。
詳しくはこちら導入製品
製品ページで製品スペック、カタログをご案内しています。
日本空港テクノ株式会社
本社所在地 〒144-0041 東京都大田区羽田空港3-3-2
資本金 1億5千万円
事業内容 施設・設備管理、環境衛生管理、警備業、植栽管理・販売、ターミナルサービス、レンタル・販売、ハウスクリーニング
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お客様導入事例一覧
この他にも、ケルヒャー製品を導入されたことで清掃に関する問題を解決されたお客様の事例をご案内しています。
石坂産業株式会社様(粉塵回収)
瓦礫を破砕機で粉砕してリサイクルしていく過程で、工場内のあちこちに粉塵が溜まってしまう。粉塵の量が多いため、毎日清掃しないと粉塵が山になり、生産に支障をきたしていました。粉塵は広範囲に広がり、それをスコップと一輪車を使って何度も行き来して回収し、コンベアに戻しているため、かなりの重労働に・・・。
ガリバーアウトレット八千代店様(車内清掃)
販売前の自動車の清掃が欠かせない同社。
これまではコード付き掃除機を使っていましたが「コードの取り回しに不便さを感じる」ことも。今回、コードレスタイプの掃除機を導入したことでどんな効果があったのかをインタビューしました。
日本ロード・メンテナンス株式会社様(雑草除去)
道路の清掃・維持管理をする中で、機械が使えない場所の雑草は手作業で刈っていた同社。
「根が残りすぐに生えてきてしまうため、頻繁に行わなければならない」と悩んでいたなか、ケルヒャーの温水除草システムを導入したところ・・・。
日立Astemo株式会社様(工場清掃)
新工場の設立に伴いAGV(自動搬送車)の使用を始めた日立Astemo様。
AGVが行きかう広範囲の床を清潔に保つため、搭乗式の床洗浄機を導入されました。その効果は・・・。
株式会社東日本環境アクセス様(駅清掃)
利用者がコードに引っかかったり、水で足を滑らせてしまうリスクを最小限にするため、コードレス床洗浄機の導入を決めた同社。
コンパクトな床洗浄機を導入したことで、清掃作業はどの様に変化したのでしょう。
公益財団法人 日本補助犬協会様(ペット医療室の清掃)
補助犬の診察や医療行為が行われる診察室は、犬の抜け毛が溜まりやすく、また外を歩いた犬たちが歩くため、床の衛生管理に苦労されていた同協会。
そうした悩み解決のために、コンパクトな床洗浄機を試していただきました。
株式会社ユーメディア様(工場清掃)
雑誌・ガイドブック・パンフレットなどの印刷物を出荷するスペースで、パレットなどから発生する木くずや釘の回収に苦慮していた同社。「思い立った時に、誰でもさっと使える」手軽な清掃機器を探していました。
手押し式のスイーパーを導入されてことでどのような変化があったのでしょう。