もう迷わない!業務用掃除機の選び方
オフィスのカーペットから大量の粉塵が発生する工場まで、多様な業務環境で活躍するケルヒャーの業務用掃除機。清掃場所やゴミの種類などの条件に合った掃除機を選ぶことで、どんな環境でも快適な使い心地でしっかりゴミを吸引することができます。たくさんの機種の中からベストな掃除機を選択するために、各機種の特長や得意とする清掃場所など、業務用掃除機の選び方のポイントをご紹介します。
一般家庭以外の場所(オフィスや公共施設、ホテル、店舗、倉庫、工場など)で幅広く使用されているのが、業務用掃除機です。
業務用掃除機は、一般家庭よりもハードな環境で長時間使用することを見込み、家庭用掃除機に比べて非常に高い耐久性を備えています。また業務用掃除機は、大量の粉塵や水分を含んだゴミなど、さまざまな種類のゴミを強力に吸引することができます。吸引したゴミを回収するコンテナ容量も、家庭用に比べて大きい傾向にあります。
業務用 | 家庭用 | |
---|---|---|
吸引力 |
吸引風量 33~180L/秒 |
吸引仕事率 180~210W |
ダストコンテナ材質 | 強化プラスチックなど | 一般プラスチックなど |
ダストコンテナ容量 | 0.9~120L | 12~25L |
定格使用時間 | 制限なし | 1回の使用で約1時間 |
種類 |
ドライ掃除機 乾湿両用掃除機 産業用バキュームクリーナー |
乾湿両用掃除機 |
特殊機能 |
帯電防止機能 チリ落とし機能 用途別アクセサリー など |
なし |
業界最高水準の吸引力を備えており、広範囲を短時間で効率的に清掃することができます。湿ったゴミ・汚水でも吸引力は衰えません。
コンテナは強化プラスチックにバンパー付き、金属製サクションパイプなど、丈夫ながら軽くて扱いやすい素材を使用しています。
乾いたゴミや埃はもちろん、粉塵、汚水などを強力に吸引する様々なラインナップを揃えています。
1~65Lの標準容量をはじめ65L以上の産業用バキュームクリーナーもラインナップ。回収できる量が多いほど、ゴミを廃棄する回数が減り作業効率が上がります。
電源の確保が難しい場所、コードの取り回しなどの作業効率を上げたい場合などはコードレスの機種が力を発揮します。コードレスでも、コード式と遜色ない吸引力があります。
適した清掃場所 | |||||
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コード式 | コードレス | ||||
・コンセントの挿し口があり、電源供給に問題のない場所 ・設置備品が少なく、コードの引っ掛け事故リスクが低い場所 ・比較的時間にゆとりを持って清掃できる場所 |
・電源供給が難しい場所 ・作業者の躓き事故・備品への引っ掛け・破損事故防止など、安全性が重視される場所 ・階段など段差が多い場所 ・作業者が高齢で身体負担の軽減が要求される場所 |
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使用可能時間 | 手軽さ | 作業面積/h | 使用可能時間 | 手軽さ | 作業面積/h |
◎ | ○ | ○ | △ | ◎ | ◎ |
清掃場所の環境やゴミの種類に合った業務用掃除機を選ぶために、確認しておくべきポイントがあります。ここでは業務用掃除機を選ぶ時の4つのポイントをご紹介します。
清掃する場所に落ちているゴミが乾いているのか、湿っているのか、油分があるか。ゴミの種類によって、選択する業務用掃除機の種類が変わります。
毛足の長いカーペット、狭い階段、油や削り屑が落ちる工場など、清掃場所の条件によって最適な業務用掃除機は変わります。アクセサリーを加えることで、さらに条件に合った清掃ができる場合もあります。
回転するローラーブラシがカーペットの繊維の奥からゴミをかき出したうえでコンテナに吸引。より高いゴミ回収力が期待できます。センサー付きコードレスもあります。
バッテリー式の手押し式カーペットスイーパーなら、1回の充電で最大1,800㎡を効率的にクリーニングすることができます。コードレスで軽量なので、簡単に押しながら歩いて操作することができ、公共施設などの営業時間中も掃除ができる静音タイプです
キャニスター型ドライクリーナーにターボノズル(別売り)を装着すれば、アップライト式クリーナーのようにローラーブラシがカーペット内部のゴミをかき出します。絡まったゴミもしっかり吸引できます。
キャニスタータイプのドライクリーナーは、小柄な日本人の体形や狭い日本のスペースを考慮し改良されているため、快適に掃除をすることができます。
コードレスにはキャニスタータイプの他に、ブラシがゴミを掃きこむ無排気タイプや背負い式タイプなどがあります。コードの差し替えや取り回しが不要なので、椅子・テーブルの下や階段など狭く入り組んだ場所も掃除がしやすいです。
水分を含んだゴミや汚水を強力に吸引するのが乾湿両用掃除機です。乾いたゴミや埃、粉じんも吸引できます。
大量の粉塵回収が必要な現場、金属加工工場の金属の鋭利な切削屑や切削油の回収などが必要な現場などで使用され、強い吸引力で活躍している。高耐久であるため、工場の設備につなげて、稼働中吸引し続けることも可能。
アスベスト清掃には法令で、HEPAフィルター搭載、粉じんの飛散しない方法での清掃が義務付けられています。
金属アーク溶接作業などから発生する溶接ヒュームを取り除くための専用の掃除機です。排気をクリーンにするHEPAフィルター、再飛散防止のためのセーフティフィルターバッグ、帯電防止機能などが搭載されています。
※Tactクラス・・・フィルターのチリを一定間隔で落とす「自動チリ落とし機能(Tactシステム)を搭載した機種のクラス
※Apクラス・・・ボタンを押してフィルターに溜まったチリを落とせる「チリ落とし機能」を搭載した機種のクラス
※スタンダードクラス・・・軽量・ハイパワーな汎用モデル
耐久性や吸引力は申し分なくても、清掃時やお手入れの際に手間が多くなると作業効率や快適性が落ちてしまいます。効率のよい清掃のためにも、次の項目もチェックしておきましょう。
業務用掃除機は吸引力も大事ですが、吸い込んだゴミをしっかり溜めておけるコンテナ容量も重要です。回収できるゴミの量が多ければ多いほど、廃棄頻度が減り作業効率が上がるからです。特に乾湿両用掃除機の場合、汚水回収量も確認しておくことが大切です。
※排水ホース付きタイプもあります(左記写真)
※排水ホース付きタイプもあります(上記写真)
業務用掃除機は家庭用に比べてハードな条件での清掃に使われるため、消耗品をいかに経済的に使用できるかによって購入後のランニングコストが変わります。たとえばゴミを回収するフィルターバッグは、紙製よりも合成繊維製の方が約2倍(※当社比)の回収量があります。ゴミ捨ての回数が減り、ランニングコスト削減にも貢献します。
業務用掃除機を長く使うためにお手入れは必須ですが、お手入れ方法がより簡単な機種を選べば後々の手間を省くことができます。ケルヒャーの乾湿両用掃除機なら、乾湿切り替え時の面倒なフィルター交換が不要。また、ドライ清掃時はチリ落とし機能によってフィルターの目詰まりが解消され、清掃の手を止めずに連続作業を行うことができます(いずれもTactタイプ、Apタイプの場合)。着脱できるフィルターケースにより、フィルター交換も簡単に行うことができます。
ケルヒャーの乾湿両用掃除機で使用できるHEPAフィルターは、0.3μmのチリやホコリを99.97%除去できるため、高い衛生基準が求められる場所の清掃に適しています。またエコフィルター 強化タイプは水洗いが可能で、繰り返し使用することができます。
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お客様の環境によって、最適な製品は異なります。担当営業がヒアリングのうえ適切な機器をご案内いたしますので、ケルヒャー製品を使っての清掃、衛生対策にご興味をお持ちいただけましたら、下記よりお問い合わせください。
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