業種別ソリューション|導入事例
建設用資材レンタル事業H社
足場資材のメンテナンスの手間や廃棄コストに
頭を悩ませていた建材レンタル企業が
超高圧洗浄機を導入したことで起きた3つの変化
- 清掃環境
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- 建設現場
課題
レンタル先から戻ってくる足場の「汚れ」に対し、どのように対処するか?
建設工事や外壁塗装などの現場において、足場資材はなくてはならないものの1つです。しかし、工事の規模や場所によって使用する足場は変わりますし、その都度、必要なものをそろえていては膨大なコストがかかります。よって、コスト削減の観点から足場資材のレンタル需要は年々上がっています。
そんな中、建設用資材のレンタル事業を行うH社では1つ大きな課題を抱えていました。それは、レンタルに出した足場資材が戻ってくる際、現場で使用したコンクリートや外壁塗料などの汚れが付着したままの状態で戻ってくることです。また、過去の洗浄過程で簡易メッキが剥がれ、濡れたままの状態で外気に触れ続けたため 錆が広がってしまうことも。
汚れで足を滑らせたりつまずいたりして作業員が怪我をしてしまう恐れがあります。また、汚れが目隠しとなり、足場資材についた傷やひびが見落とされ、その中で錆やクラックが広がり足場資材の劣化や破損の可能性も高まります。そのような事から、安全性の面で問題が発生してしまいます。他にも、足場資材に付着した汚れが作業中に剥がれ落ち塗装面や建築物に付着し、大きなクレームへと発展してしまうこともありました。足場資材の汚れは、見た目も損なうのですが、取り返しがつかないクレームの要因にもなっていました。
汚れたままの資材をレンタルに出せないが、洗浄には非常に手間がかかる
そのため、そうした汚れを洗浄する必要が出てきます。もちろんH社でもそのように対応していました。ところが、接着剤が混ぜられたコンクリートや合成樹脂系の塗装、その他にも発生した錆などは従来の洗浄法では落とすことが難しくなってきました。そのため、ハンマーやサンダーを使って表面を研磨したり、ジェットタガネを使って剥離作業を行うなどして、汚れを除去していくことになります。
しかし、そうした方法での洗浄作業には、汚れに合わせて1つずつ人の手で対処していく必要があるため、膨大な時間がかかっていました。人手がかかれば当然、人件費もかさみます。また作業者に大きな負担がかかり、作業中に粉塵を吸ってしまうなど健康を害する恐れもあります。
次のレンタル先に貸し出せる状態にするまでに時間がかかってしまえば、回転率は下がり、ビジネスの効率は悪くなります。レンタルへの需要が高まっているにもかかわらず、そのニーズにうまく応えられず、H社ではビジネスチャンスを逃すことが頻発してしまったそうです。
汚れがひどいものは廃棄するが、新規購入費用と廃棄費用のダブルでコストが発生
H社ではどうしても汚れが落ちない時や錆がひどい場合は、再利用はせずに廃棄してしまうケースもありました。しかし、その場合は新たな資材を購入し直す必要が出てきます。加えて、廃棄するにも費用がかかりますから、コスト面でも大きな負担となっていました。
- 課題のポイント
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足場資材の汚れは落ちにくく、洗浄に手間も時間もかかってしまう。
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次のレンタルに出すまでに時間がかかってしまえば、ビジネスの効率が悪くなる。
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汚れがひどいものは廃棄するとしても、余計なコストがかかってしまう。
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