業種別ソリューション|導入事例
太陽光発電システム O&M(運用・保守)事業 E社様
太陽光発電システムの洗浄における日本ならではの課題を解決
費用対効果を向上させた洗浄方法とは?
- 清掃環境
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- 太陽光パネル
解決
- 解決のポイント
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ソーラーパネル専用のアクセサリーを使用することでパネル損傷のリスクを軽減しながら、効率的な洗浄が行える。
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専用洗浄液によって、乾燥するまでに付着する汚れやウォータースポットを防ぎ、発電効率を高められた。
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洗浄コスト以上の売電収入効果が認められ、受注件数が増加した。
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パネルを傷つけずに広範囲を一度に洗浄できる機器の導入により、作業効率を高めセルの損傷リスクも低減。
このような状況下でE社は、ケルヒャーの太陽光パネル洗浄用アクセサリー「iSolar」の導入を決定しました。iSolarを使った洗浄方法は水を送り出す装置として高圧洗浄機を使いますが、従来型の汚れに水圧を当てて落とすという原理ではなく、棒状の部材にパネル円盤状のブラシをつけて洗浄するので、人手で水を流しながらスポンジでこする方法に近い仕上がりになりました。
人手と違い電動化されているので、洗浄できる面積も広く作業効率を高めることができました。また、腕力が必要な洗浄方法に思えますが、実際にはパネルの上にブラシを置いたら、パネル上方向に滑らせるようにするだけなので、容易に操作が出来、慣れない人でも熟練者と同じような品質で洗浄できるようになりました。
業務用高圧洗浄機に、iSolarアクセサリーを組み合わせて使用できます
※iSolarが使用できる高圧洗浄機は、吐出水量 700-1,300L/hのマシンが対象です。
ウォータースポットを防ぐ洗浄液により発電効率が回復。事故リスクが低減
また同社はパネルが損傷するウォータースポットや、パネル表面に洗い流した汚れが再付着することを防ぐ専用の洗浄液「RM99」を使用しています。汚れに応じて希釈をする「RM99」は、汚れに浸透させるための反応時間もいらず、かつ洗浄後のすすぎ洗いも不要なため、作業時間の短縮につながりました。
水道水だけの洗浄では汚れの再付着やウォータースポットの付着につながります
水道水だけの洗浄では、乾燥までに時間がかかり風に運ばれる汚れの再付着やウォータースポット※の付着に繋がります。
※水道水中のミネラル成分やカルキ等がモジュール表面に固着したもの
洗浄剤iSolarクリーナーを使用すると水がその場に留まりにくく、クリアな仕上がりに。
水がその場に留まりにくく乾燥が早いため、汚れの再付着やウォータースポットの発生を抑えます。
発電効率の回復(=売電による利益の確保)、事故リスクの低減に繋がります。
洗浄コスト以上の売電収入の増加が見込め、洗浄の受注増加
E社では、実際にその洗浄効果を調べるため、とある発電所で洗浄するストリング(太陽光パネルを直列に接続する単位)と洗浄しないストリングに分け発電状況の違いを測定しました。その結果は、洗浄を実施したストリングは洗浄未実施のストリングに比べ、約13%も発電量が増え約200Wの電力量の差がついたのです。この発電所のこれまでの発電量から推定すると、洗浄の効果が高いため発電事業者からのパネル洗浄を受託することになりました。
「iSolar」「RM99」の導入により、費用対効果の高さとその技術力を様々な発電事業者・発電所に広く認識されたE社では、定期的な依頼も増え、顧客に対し長期的な安定稼働のための様々なサービスを提供し続けていらっしゃいます。