業種別ソリューション|導入事例
物流サービス業T社物流本部
1日1000基以上の大変なコンテナ清掃・・・
清掃時間を大幅に短縮し、コスト削減にもつながったその方法とは?
- 清掃環境
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物流サービス業界では、荷主となる食品、医薬品、化粧品メーカーのニーズが多様化し、特に商品運搬用コンテナの衛生管理への要望が高まっている。しかし業界では深刻な人手不足が続いており、荷主の要望に応えるのが容易ではない状況となっている。
課題
返却された運搬用コンテナの清掃作業の負荷が高く、コストもかさんでしまって・・・
物流サービスの一環として、商品運搬用コンテナのレンタルサービスも提供しているT社。荷主である各企業から返却される膨大な数のコンテナの汚れや臭いを取り除くための清掃に、多大なコストや時間がかかっていました。
特に繁忙期などは、次に使用する荷主のために1日あたり1,000〜2,000基のコンテナを清掃しなければならない状況が続いていました。外観的にも衛生的にも完全にクリーンな状態に戻すことが必須であるうえ、物流スケジュール上、作業の遅れは絶対に許されません。そのため、外部委託も含めて人件費や点検・修理にかかるメンテナンス費がかさんでいました。
粘着性ラベルの頑固な汚れ、原料による臭いの除去に多大な手間がかかっている
清掃作業の中で特に困難なのが、荷主が製品管理のためにコンテナ本体に貼ったシールラベルの除去でした。スクレーパーを使って地道に剥がすのですが、糊の残りが蓄積して固まっているケースも多く、この作業に多くの時間を費やしていました。
また、化粧品や食品などの原料から出る臭いの除去にもかなりの手間がかかっていました。気密性に優れたコンテナでは一度ついた臭いはこもって抜けにくく、自分たちの商品に臭いがつくことを嫌がる荷主もいることから、まだ使えるものでも廃棄しなければならないケースもあり、コスト増の要因になっていました。
- 課題のポイント
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輸送用コンテナの清掃に、多大なコストと時間がかかっている
シールラベルの糊の汚れや、原料から出る臭いや汚れの除去に手間がかかりすぎている
臭いが取れないコンテナは、まだ使えるものでも廃棄しなければならず、コスト増の要因になっている
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