自動車部品樹脂成型工場D社工場長

時間も手間もかかる有機溶剤による金型洗浄
作業者の健康リスクもクリアにし、洗浄時間を4分の1に短縮した秘策とは?

清掃環境
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解決

解決のポイント
  • ドライアイスの力で洗浄するドライアイスブラスターを導入。4時間かかっていた洗浄時間が1時間に短縮でき、生産性が向上した

  • 溶剤も水も使わずに洗浄でき廃液の処理のコストも削減できた

  • 作業者の健康面でのリスクがクリアになり、労働環境の改善にも成功した

ドライアイスの衝撃力でパワフル洗浄、時間と手間を一挙に削減

有機溶剤に代わる洗浄方法を調査していたT氏は、ケルヒャーの「ドライアイスブラスター」に注目。さっそく同社の営業担当者から提案を受け、現場でのデモを依頼しました。
T氏をはじめ従業員たちがまず目を奪われたのが、金型にドライアイスレペットを高速で当て、その衝撃力で汚れを除去するという洗浄方法でした。

「ドライアイスが高速で当たる衝撃力に加え、汚れが急激に冷やされることで表面に細かい亀裂が多数発生。亀裂により生じた隙間にドライアイスが入り込んで昇華するため、その膨張によって汚れを除去するという、3段階の仕組みで汚れがきれいに落ちるとの説明に感心しました」(T氏)

しかもドライアイスは硬度が低いため、金型自体に傷がつく心配もありません。

「これまで除去に時間がかかった汚れもあっという間に取り除けるうえ、金型を射出成型機から外し、溶剤につける必要もないので、何よりも作業時間の大幅短縮が可能です。これまでは一回洗浄するのに4時間ほどかかっていましたが、それがたったの1時間に削減できたのです」(T氏)

健康、安全面でのリスクも払拭し、安心して作業できる環境に

これまで使っていた有機溶剤も水を使わないため、廃液の処理コストが不要になるのもメリットでした。

「時間や手間がグッと削減できて、結果、大幅な生産性アップが望めました。それを考えると、これは“買い”だな、と感じました」(T氏)

D社では、デモの後、工場への「ドライアイスブラスター」の導入を即決。

「ドライアイスを使った金型洗浄に一新することで、溶剤使用による作業者の健康被害リスクもなくなるため、従業員にとっても大きなメリットだったと思います」(T氏)

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