気をつけたい黄砂と洗車のおはなし
春になると、日本にも広く降り注ぐ厄介者、「黄砂」。
その正体はミクロンレベルの砂粒で、車のボディーやガラスに付着後に雨に濡れてしまうと簡単には除去できず、下手をすると車に傷をつけてしまう恐れがあると言われています。土埃とさほど変わらないものと思っている方も多いかも知れませんが、まずは黄砂について少し学んでみましょう。
英語では「Asian Dust(アジアの塵)」と呼ばれるように、アジア大陸内陸部に広がる砂漠地帯などで発生した砂嵐が発生源です。粒の大きい(つまり重い)砂は近場に落ちますが、ミクロン単位の極小の(つまり軽い)砂は風に乗って、はるばる日本までやってきます。
日本までやって来る黄砂は、実に0.5〜5ミクロン程度で、これはタバコの煙(0.2〜0.5ミクロン)に近いほどの小ささです。
普通の砂は手で払えば簡単に落ちますが、黄砂は簡単には落ちてくれません。粒子が非常に細かいため、雨などと結びつくと、砂というよりは粘土のようになって粘りつくようになるのです。
しかも、「砂」というだけあって、石英や長石などの固い石が主成分。固い上に角張った形状をしているため、布などで拭いてしまうと、まるで「紙やすり」でこすったようになってしまいます。
車のボディーやガラスでさえ修復不能の傷をつけてしまう事があるので厄介です。
黄砂が付着しても2〜3日で悪影響が出るような事はないようです。しかし、雨に当たってしまうと黄砂が固まってしまい、悪影響を及ぼしてしまいます。さらに数週間も放置してしまうと、車の塗装面にシミや縮みが発生することもあると言われています。
雨で一旦固まってしまうと少々の風や振動ぐらいでは黄砂が自然に落下することはまずありませんので、黄砂が付着したら早めに洗車する必要があります。
黄砂が付着したら、できるだけすぐに洗車して洗い流すことが重要です。特に問題なのが、黄砂を放置して雨が降ると粒子が張り付いてしまうことです。こうなってしまうと、水で流したくらいでは取れなくなってしまいます。
黄砂が張り付いた状態は、言ってみればボディー全体に「紙やすり」をまとっているようなものですので、そのまま洗車機を使用すると無数の傷がついてしまう恐れがあります。
水道のホースでもある程度は落とせます。しかし、どうしてもくぼみや細かなすき間などに水が溜まり、そこに黄砂の微粒子が集まる可能性があります。
万全を期したいというのなら、高圧洗浄機がおすすめです。
高圧の水で黄砂の微粒子もろとも吹き飛ばしてしまいますので、塗装面やガラスを手早くスッキリ洗浄することができます。
そのあとで手洗いもしくは洗車機を使えば、傷の心配もなく洗い上げることができるのです。
ケルヒャー ジャパンが2017年2月、全国の自動車を所持する30〜50歳代の男性500人に行ったアンケート調査でも、「黄砂による車の汚れが気になる」と答えた方が64%に上りました。
そこで今回、黄砂によって汚れた車が嫌、ボディーに傷がついてしまう、洗車の回数が増えて面倒…等の悩みを持つ方が多いことを受け、高級外車も多く手がける“洗車のプロ”、株式会社ハイランダー代表取締役の田中督氏にお話を伺いました。
株式会社ハイランダーの創業は1990年11月。当時から洗車に使用しているのがケルヒャーの業務用温水高圧洗浄機です。「田中式洗車法」の考案者でもある田中氏によれば、高圧洗浄機での洗車は黄砂対策にとても有効だそうです。
3月〜5月の春の時期によく観測される黄砂。「ボディー全体に降りかかるだけでなく、目地や溝の部分にまで入り込むため、通常の手洗い洗車では洗い流すのが難しい曲者です。」
田中氏が問題視するのは黄砂が降り注いだあと。「黄砂を放置して雨が降ると張り付いてシミになり、それに日差しが加わると焼き付いて取れなくなってしまうんです。そうなる前にできるだけ早く黄砂を落とすことが重要です」。
また、タオルでこするのは黄砂を外装やガラスに擦り付けているのと同じ。キズの原因になるため、絶対にやってはいけないことです。まずは高圧洗浄機で表面についている黄砂や細かな汚れを取るのが大切です。
田中氏曰く「高圧洗浄機で黄砂や汚れを吹き飛ばした上に吸水クロスをかける、それだけでキズをつけずに愛車を綺麗にすることができるんです」。キズの原因はこすること。こすらない高圧洗浄が黄砂対策に有効、というわけなのです。
ハイランダー社がケルヒャーの業務用高圧洗浄機を用いて実施する洗車では、「純水・高温のお湯・高圧洗浄」の3つがポイント。純水により水滴の跡を防止し、水よりも汚れが浮きやすい90度のお湯を高圧で噴射することによって、高い品質を誇っています。
一般のご家庭の場合、純水や高温のお湯で洗車することは難しいですが、高圧洗浄なら家庭用高圧洗浄機で叶えることができます。
実際の洗車の様子
最後に田中氏は「車のメンテナンスとは『洗う・磨く・保護(コーティング)する』の3つを繰り返すこと。そうすればずっと新車の状態が保てます。中でも重要なのは洗うことです。一度やったら終わりではなく、日々のメンテナンスが大切なんです」と語ってくださいました。
愛車を綺麗に保つため、洗車のプロも認める“ワンランク上の洗車”を可能にするのがケルヒャーの家庭用高圧洗浄機。
田中氏は、「通常のホースだとキモの部分に届かない。少しランクの高い洗車ができるケルヒャーの家庭用高圧洗浄機を使用すれば、セミプロの洗車ができます。」とコメント。
家庭用高圧洗浄機では高温のお湯を使うことはできませんが、細かなすき間に入りこんでしまったり、こびりついてしまった黄砂を洗い流すには最適です。黄砂で愛車にキズがついてしまった!と肩を落とす前に、外壁や網戸など車以外の箇所もまるごと綺麗にできる家庭用高圧洗浄機を導入し、定期的な洗車を行ってみてはいかがでしょうか。
ケルヒャーの高圧洗浄機は、水が均一に出るため、ムラなく短時間で汚れを落とせます。しかも、水道ホースで洗浄する場合と比べて、使用する水は1/3〜1/4でOK。黄砂はもちろん、軽い汚れから頑固な汚れまで短時間に気持ちよく洗浄できます。
「洗車が楽しくなり、洗車代が節約できた」という声も多く寄せられるケルヒャーの高圧洗浄機、あなたも使ってみませんか?